わたしは全てのことを言った ― ゲーテ

MOEE BATTLE にエントリーされたので、こちらもカテゴリーを作る。

巷間で謂われるところの「萌え要素」の中から、個人的に受け付けない要素から盛り込んでゆくアプローチは面白い。盛り込む要素がある一定の広さで浸透していれば
「ムホッ！なかなかどうして、こりゃァ萌えだぜ」
との評価を巷間においても得られるのかもしれない。
とはいえ、そも受け付けない要素天こ盛り（ところで「てんこ」って何だ？）のキャラクターなのだから、仮に「萌え」としての客観的成功を収めても
「何でこんなモンがありがてぇのかねぇ」
となってしまい、けっきょく「萌え」を理解するアプローチでは無いと思うけども。
とはいえ面白そうなので、あとでやってみよう。

とりあえず僕は別のアプローチから攻めた。

すなわち、現時点で自分の力量はどの程度巷間の「萌え」に迎合することができるのか、をまずは測ってみようかと。で、とりあえず自分は線画や塗りのタッチをどのくらい振る（何らかのパラメータを上下する）ことが出来るか試してみた。パラメータとして挙げられるものは無数にあるだろうから、それこそバリエーションを増やそうと思えばいくらでも、なのだけど、疲れるからとりあえず8つ描いた。

ねらってタッチを変えるのは、やってみると面白い。しばらくラクガキから離れていたので妙なポリシーや照れも無く描けた（しっかり描けているかはさておき）。
以下、各タッチのねらいについて。

1. とりあえず写実的に女性を描いてみようとして失敗した感じ。以下、この構図と髪型をベースにしました。
2. （かつての）普段のラクガキに一番近いタッチ。塗りはアニメっぽくしようとして失敗。
3. ペインタ６の水彩っぽく（寺田某っぽく）塗ろうとして失敗。こうして並べると凄く顔色が悪い。
4. 自分にしてはよくやったと思います！2年くらい前にハルヒを模写して得た知見が活きてるのではないかと。
5. エアブラシを多用するとシンキロウのイラストっぽくなるかと思ったけど根本的な画力の問題により失敗した。
6. 巷で謂うところの「厚塗り」を意識したけど、コントラスト薄いなあ。顔の造形はよく見かける無料オンラインゲームの類のバナーを意識したけど、どうか。ぜんぜん違うね。扇情分が全く足りない。
7. 少年マンガっぽいのを描こうと思って。
8. 4番からさらに顔面のパーツのバランスを崩してみた。輪郭は福満しげゆきを意識して。

以上、描いてはみたけれど、それぞれがどの程度「萌え」への迎合に成功しているのか、結局ひとりでは量りかねるのであった。

自己採点は100点満点で順に

①5, ②10, ③15, ④65, ⑤20, ⑥60, ⑦55, ⑧70

てとこかと。